オーダーカーテンと既製カーテンの違い:品質編
湘南鎌倉エリアのオーダーカーテン専門店、スペース21です。前回に引き続き、オーダーカーテンと既製カーテンの違いをご説明して参ります。今回は「品質編」というタイトルで、主にオーダーカーテンが既製品として売られているカーテンに比べて美しく見える秘密をお話します。トリビアのような細かなものもありますが、どれも美しい見た目には重要な秘密です。
オーダーカーテンでは生地の柄合わせがされている
目次
一般的に、ドレープカーテンは生地幅150cmを縫製によりつなぎ合わせて制作します。この生地をつなぎ合わせる際に、たとえば花柄や格子柄など柄物の生地の場合、オーダーカーテンでは柄が合うように柄合わせをして縫製します。
一方、既製品では柄合わせはしないことがほとんどです。
ですので、カーテンとして仕上がったときに柄により生地の境目がわかってしまい、見た目が美しくありません。
面積の大きいカーテンになればなるほど、柄合わせは非常に重要になります。
オーダーカーテンでは納品形態にも心配りがされている
オーダーカーテンは私たち業者がレールに掛けるところまでを担当しますので、納品されるときの状態というのはご注文経験のある方でも見たことがない、あるいは意識されたことがない場合がほとんどだと思いますが、実は納品時にはひだ山に合わせてプリーツ畳みがなされています。
この状態で縫製工場から納品され、そのままお宅へ運びますので、余計なしわなどがつかず、とても美しい縦ラインが保持された状態で掛けることが可能です。
一方、既製品は平畳みされ、長方形の袋に入れられた状態で販売されますので、余計なしわがどうしても入ってしまいます。
オーダーカーテンには重りが入っている
オーダーのドレープカーテンの両端の一番下の縫い代の中には、実は重りが入れてあります(お宅に掛かっているという方は是非触って確かめてみてください!)。この重りにより、掛けた際に両サイドがきれいな直線を描きます。生地にもよりますが、レースカーテンでも場合によっては入れています。
既製品にはこのような仕掛けはされていません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
前回お話した通り生地そのものの質が高い、というのはもちろんなのですが、それ以外のところでもこのような細かなポイントにより、掛けたときにいかにきれいにお部屋を引き立てるかを考えてオーダーカーテンは作られています。
既製品については、いかにコストを抑えて大量生産するか、ということに重きが置かれていると言わざるを得ません。
「こんな風に見せたい」というご希望を叶えることが無限に可能なのもオーダーカーテンの魅力であり、品質保証の一面です。是非ご希望などお聞かせください。